夏の暑さが少しずつ和らぎ、朝夕には涼しい風を感じるようになりました。
福の浦でも、季節がゆっくりと秋へ向かっています。
このところ曇りの日や風の強い日が続いていました。
当ヴィラのお客様に、福の浦の青い海や、紅に染まる夕陽を十分にご覧いただけない日もあり、少し心苦しく感じています。
そんな中、2か月ぶりに福の浦へ戻りました。
久しぶりに海辺や集落を歩いていると、毎年秋になると楽しみにしている花が目に入りました。
彼岸花です。
今回は、福の浦や糸島で出会った、秋の彼岸花をご紹介します。
福の浦に秋を告げる彼岸花

青空に映える赤い彼岸花と蝶
青空に赤い彼岸花が、くっきりと映えていました。
その花の周りを、蝶が飛び交っています。
蜜を求めて、花から花へ。
自由に飛び回る姿を眺めていると、こちらまで軽やかな気持ちになります。
夏の酷暑と高い湿度から解放されるような、秋晴れの清々しい一日。
その季節の変化を感じさせてくれる一枚です。
この彼岸花は、当ヴィラから福の浦漁港へ向かう途中で見ることができます。
近くにお住まいの方が大切に育てているのでしょう。
福の浦の日常の風景の中に咲く彼岸花。
そんな何気ない風景も、訪れる方にとっては旅の思い出になるのかもしれません。
糸島の田園に続く彼岸花

田んぼのあぜ道に咲く秋の風景
糸島には、今も昔ながらの田園風景が残っています。
黄金色に実った稲穂。
その田んぼのあぜ道に、彼岸花が長く連なって咲いていました。
写真では、ピンクがかった赤い彼岸花が、あぜ道に沿って続いています。
赤、白など、さまざまな色の彼岸花が、秋の田園を彩ります。
農作業の途中で、この風景を目にすると、農家の方々も少しほっとするのではないでしょうか。
都会ではなかなか出会えない、糸島ならではの秋の風景です。
青空に映える白い彼岸花

「また逢う日を楽しみに」という花言葉
旅行に出かけると、普段の生活では出会わない人と話す機会があります。
旅先で偶然出会った人と、好きなことや故郷の話をしているうちに、意外な共通点が見つかることもあります。
すると、それまで知らなかった人との距離が、急に近くなることがあります。
宿を運営している私にも、そんな経験があります。
お客様といろいろなお話をしていると、思いがけない共通点が見つかることがあります。
短い滞在でも、心に残る出会いがあります。
そして、そんなお客様には、
「またお会いできたらうれしいな」
福の浦を歩いていると、季節の移り変わりを知らせてくれる小さな発見があります。
今年も彼岸花が咲きました。
赤い花。
白い花。
そして、その花の周りを飛ぶ蝶。
どれも、ほんの一瞬の風景です。
けれど、その一瞬が旅の思い出になることもあります。
白い彼岸花の花言葉のひとつ、
「また逢う日を楽しみに」。
私たちにとっても、大切にしたい言葉です。
福の浦で過ごした時間が、皆様の心に残るひとときとなりますように。
そしていつか、
「また福の浦に行きたい」
と思っていただけたら、うれしく思います。

