糸島・福の浦に残る「神の丸岩」
糸島・福の浦は、糸島半島の西端にある、山と海に囲まれた小さな集落です。
玄海国定公園に位置し、福の浦からは姫島を望むこともできます。福岡県の玄海国定公園の紹介にも、福の浦から眺める姫島の景観が掲載されています。
そんな福の浦の海岸に、直径約2mの丸い岩がポツンと残っています。
今回は、前回ご紹介した「スヌーピー岩」に続いて、この不思議な岩をご紹介します。
昔は「神の岩」と呼ばれていた丸い岩
この岩について、以前、集落の長老に尋ねたことがあります。
すると、「昔は神の岩と呼んでいた」と教えてもらいました。
子どものころの私は、潮が引いたとき、この岩の周りで浅利を採って遊んでいました。
昔から身近にあった岩ですが、むやみに登ったり、傷をつけたりしてはいけないとも言われていました。
現在、特別に祭られているわけではなく、祭事が行われているわけでもありません。
なぜ「神の岩」と呼ばれていたのか。
その詳しい理由は、今となっては分かっていません。
だからこそ、私にとっては気になる存在です。
なぜ大きな丸い岩が一つだけここに?
この岩を近くで見ると、その大きさに驚きます。
直径は約2m。
そして、何より不思議なのが、周囲に同じような大きな岩が見当たらないことです。
なぜ、この場所に一つだけ残っているのでしょうか?
周りには小さな丸い石がたくさん
岩の周辺には、こぶしほどの大きさの丸い石がたくさんあります。
これらは、長い年月にわたって波や潮の影響を受け、角が取れて丸くなったものと考えられます。
しかし、直径約2mもある大きな岩が、同じように波の力だけで丸くなったと考えると、少し不思議に感じます。

もともと丸い岩だったのか?
もしかすると、もともと丸みを持った硬い岩があり、その周囲の土や比較的削られやすい部分が長い年月をかけて失われたのかもしれません。
あるいは、どこか別の場所から運ばれてきた岩が、長い年月を経て現在の場所に残った可能性もあります。
海岸にある丸い石や岩の多くは、波や風化などによって形を変えていきます。
ただ、この岩がなぜ現在の姿になったのかについて、私はまだ答えを知りません。
だからこそ、この丸い岩を見るたびに、
「なぜ、ここに一つだけあるのだろう?」
と考えてしまいます。

神の丸岩から見える姫島と福の浦の海
少し離れて見ると、この丸岩と福の浦の海、そして遠くの姫島が一緒に眺められます。
福の浦は、観光地として整備された場所とは少し違います。
海と山に囲まれた、静かで自然のままの風景が残っています。
そんな場所にポツンと残る一つの丸い岩。
その姿を眺めていると、長い年月をかけて、この海岸の風景を見続けてきた岩なのかもしれないと思えてきます。

神の丸岩から「またいちの塩 工房とったん」
神の丸岩があるのは、福の浦漁港から「またいちの塩【5周年記念】糸島・オーシャンビューヴィラ/「しおをかけてたべるプリンのプレーン」無料キャンペーン 製塩所 工房とったん」方面へ歩いていった海岸です。
工房とったんは、糸島半島の西側、海岸の突端にある製塩所です。糸島の海水を使った塩づくりを行っており、塩づくりの工程を見学することもできます。
営業時間などは変更される場合がありますので、訪れる際は公式サイトでご確認ください。
福の浦を歩いて、神の丸岩を探してみませんか?
海と夕陽 Turquoise Serenityにご宿泊のお客様は、福の浦の海岸をのんびり歩いてみてはいかがでしょうか。
美しい海を眺めながら歩いていると、前回ご紹介した「スヌーピー岩」に出会い、さらに歩けば、昔「神の岩」と呼ばれていた丸い岩も見ることができます。
その先には、「またいちの塩 工房とったん」もあります。
観光名所を急いで巡るのではなく、海を眺め、岩を見つけ、福の浦の自然を感じながら歩く。
そんなゆっくりとした時間も、福の浦の楽しみ方の一つです。
もし神の丸岩を訪れたら、ぜひ一度、
「この岩は、なぜここにあるのだろう?」
と考えてみてください。
答えは、今も分からないままです。

