名前に込めて
―――海と夕陽
私自身、福の浦で生まれ、高校を卒業するまでここに住んでいました。
その後、この四十年間、毎年一、二度実家に戻っていたのですが、
そのときいつも、目の前の青い海と温かな夕陽に癒されておりました。
"海と夕陽" は福の浦の代名詞だと思っています。
Turquoise Serenity
"Turquoise" は、トルコ石のこと。
青色から緑色の色を持つ鉱物で、この色はまさにヴィラの目の前の海の色を表しています。
トルコ石は、トルコで産出されているわけではなく、その昔、トルコ商隊が貿易品としてヨーロッパに持ち込んだことから、そう呼ばれているそうです。
商隊は、旅のお守りとしてラクダの首につけていたそうで、強いパワーがあり持ち主を邪気から守ってくれると伝えられています。
ネイティブアメリカンの間では、地球を取り巻く美しい石として神聖視されており、父から息子へ代々受け継がれていました。
このことから、人に贈ると絆や友情を深めてくれると伝えられています。
また、この石を身に着けると、自然や精霊、宇宙と繋がることが出来ると信じられていました。
大きな視点で物事を考えることが出来るようになるとも言われています。
"Serenity" は、"静けさ"、"穏やかさ" の意味。
このエリアは、山と海に囲まれたわずか二十軒ほどの静かな集落です。
普段は日常の生活音は聞こえず、潮騒や鳥のさえずりなど、自然の音しか聞こえてきません。
海は内海となっており、いつも穏やかです。
福の浦の海や夕陽を眺めていると、日頃の喧騒から離れ、些細なことは忘れて、十分にリフレッシュされる。
そんな願いを、この名前に込めました。